日立製作所のキャッシュフロー分析

第六回のキャッシュフロー分析は日立です。東芝が経営危機を迎える中、対比として日立が持ち出されていますが、そんなに良い企業なのか?と思っていたので、分析することにしました。まずはキャッシュフロー計算書のまとめたものを下表に示します。
 

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ほとんどの年度で営業CFから投資CFを差っ引いた、正味の稼ぎはプラスを示しています。また、財務CFについてもほとんどがマイナスです。財務CFがマイナスの場合は、借入金の増加よりも、借入金の返済、または株主への配当が、大きかったことを示しており、健全な傾向です。次に2002年3月期を基準に正味の稼ぎを蓄積したグラフを下図に示します。

 

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2002年の時から比べて、2兆円くらいの稼ぎがたまっており、そこそこ順調であることが分かります。ただ、優良企業と比べ、単調に増加しているとはとても言い難く、何度か踊り場のような年があります。2006年から2010年までの期間はほとんど現金が増えてませんし、2013年以降も現金を生み出せてません。巨額の投資を長期に渡ってやり続けている傾向にあり、現金の回収がいまいち追いついていないように思えます。投資家の観点としては、そこまで優良な企業かな…?と思います。

 

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