信越化学のキャッシュフロー分析

 

前回は三菱商事キャッシュフロー計算書を分析し、営業黒字ながらキャッシュフロー的にはマイナス成長していることが分かった。他の保有株でも問題無いか? 心配になってきたので、第二回として、信越化学について分析を行った。この株は最近取得した。

 
各年度ごとのキャッシュフロー計算書を下表にまとめた。単位は100万円である。
 
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信越化学についてはほとんどの年度で営業CFから投資CFを引いた正味の稼ぎはばらつきはあるもののプラスになっていることが分かる。三菱のようにプラスにマイナスに大きくぶれることはなく、キャッシュフローを完全にコントロール出来ているように思える。
 
次に正味の稼ぎを1999年度を基準に累積したものが次のグラフである。
 
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綺麗に稼ぎが積み上がっている様子が分かる。営業CFで稼いだお金を投資CFに使い、余りを株主還元(財務CF)に回している。信越化学については、完璧なキャッシュフロー経営と考えて良く、不正会計の余地は無いと見て良いだろう。