2018年投資振り返り⑧

NTTドコモの取引履歴。

 

日付 買/売 株数 株価 金額
2017/12/18 株式現物買 100 2705.5 270550
2018/8/8 株式現物売 100 3001 300100

 

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売買利益率は11%. 年利換算は18%.

昨年12月に急落したタイミングで仕込んだが、回復はなかなか時間がかかった。

年利目標は達成できたので、まあ充分です。

 

そういえば、ドコモは去年も取引していた。

また下がってきたら買います。

 

kent-s.hatenablog.com

 

【財務分析】プレナス、ハークスレイ

プレナスハークスレイの財務分析を行った。

持ち帰り弁当業界

あまり企業名に馴染みのない二社だが、「ほっともっと」と「ほっかほっか亭」と聞けば、多くの人は分かるだろう。プレナスはほっともっとの経営母体、ハークスレイほっかほっか亭の経営母体である。それぞれ持ち帰り弁当業界の第一位と第三位の存在だ。ちなみに、第二位は本家かまどや(非上場)。ほっともっととほっかほっか亭は元は同じほっかほっか亭だったのだが、喧嘩別れして今の状態になり地域ごとの住み分けがされている。

直近の経営状況

二社の売り上げ高と営業利益は次のようになっている。

まずは、プレナス(ほっともっと)。

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次に、ハークスレイほっかほっか亭)。

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二社とも共通して、2009年リーマンショックで大きく営業利益を下げ、その後、リーマンショック前に戻せていない。これはひとえに顧客をコンビニ弁当に奪われてしまったからだと思う。

いかんせんコンビニはあちこちに出来過ぎた。もともと弁当を買う人は手軽さを求めている人が多いので、近くにコンビニが出来れば必然的にそちらに流れてしまうのは世の中の流れなのかなと思う。

ただ、持ち帰り弁当にも作りたてを食べられるという絶対的なメリットがある。味は持ち帰り弁当の方が断然美味しい。価格差もほとんどないため、同じ場所に、コンビニと持ち帰り弁当があれば、持ち帰り弁当の方が選ばれる傾向にあると感じる。

立地を独身世帯の多い駅前に絞るなど、店舗の絞り込みで収益力は確実に高められる業態のように思う。

ハークスレイプレナスの比較

まずは営業利益率に関して。

  プレナス ハークスレイ
売上高 145,709 46,375
営業利益 4,979 627
営業利益率 3.42% 1.35%

(百万円)

プレナスの方がハークスレイよりも規模が3倍ほど大きく、営業利益率も高い。利益率で見ると5%未満というのは必ずしも高い数字ではないのだが、飲食業界は全体的に薄利多売なので仕方ない。テクノロジー企業と違って、新商品開発の投資は掛からないので、利益率の低さで業界からキックアウトされることは無い。ただ規模は食材の購買力に関わってくるところなので、プレナスの利益率が優れているのはそういう面なのかなと思う。

次にキャッシュフロー。まずはプレナス

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次にハークスレイ

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コンビニという強敵に対してどう立ち向かおうとしているのかが、二社で明確に差がある。プレナスについては、営業キャッシュフローをそのまま新規出店に投資している。業界一位をキープすること、あくまで規模を追うことが重要と考えているのだろう。プレナスが強気でいるのは、直近5年で自己資本比率を70%前後の高水準で保っていることが背景にあると思われる。

一方のハークスレイは営業で得た金は長期債務の返済に回されている。新規出店よりも退店の方が多い為、投資キャッシュフローも店舗の売却によりかなり少なくなっている。店舗の絞り込みを行い、今は耐え忍んで、財務を改善させたいのだと思われる。ハークスレイ自己資本比率は5年前は40%と低い水準にあったが、この5年で50%まで急速に回復している。

次に株価のPBR/PER/配当利回りを見てみる。

  プレナス ハークスレイ
PER(実績) 30.44倍 16.51倍
PBR(実績) 1.09倍 0.51倍
配当利回り 3.20% 3.17%

どちらも非常に安いのだが、ハークスレイはかなり安値圏にいることが分かる。景気回復期に守りに入っているハークスレイは市場では評価されていないということだろう。そして配当利回りはどちらもかなり高水準にある。

どちらの株が買いか?

攻めのプレナスと守りのハークスレイという図式が鮮明で、今後、持ち帰り弁当の業界で、プレナスのシェアは高まっていくことが予想される。シェアの差は購買力の差となり、長期的に商品の品質の差にも繋がっていくだろう。さらにプレナスは財務の安全性が高い。

しかし、コンビニの脅威はどちらも避けられず、なくなることのない脅威である。業界自体のうま味が昔とは違う。プレナスが投資している割に売り上げを伸ばせられない現状と、ハークスレイが退店を進めているにも関わらず売り上げをキープできている現状も見逃せない。この結果から、ハークスレイの出退店の選択はかなり精度が高いと言える。規模をシュリンクさせ、ソフトランディングできる姿勢を整えることに成功できるように思う。さらに、現時点ハークスレイは株はかなり割安圏におり、底堅い

ということで、私としては珍しく結論が出せなかった…。まあ、どっちを買っても堅実な経営をしていそうだし、今時点で株もそんなに高くないので損はしないだろうなーという印象だった。

★個人的な見解なので、投資は自己責任でお願いします。

2018年投資振り返り⑦

ザインエレクトロニクスの取引履歴。

日付 買/売 株数 株価 金額
6月11日 株式現物買 100 1043 104300
6月14日 株式現物売 100 1156 115600

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買った翌々日から急騰。これまでの投資経験の中では最短の3日間での売買となった。特にニュースリリースが出た訳ではなかったので、何故なのかはさっぱり分からない。

利益は+11%。年利換算は+27244407%となった(笑)これ以上の成績は今後出せる気がしない。

 

ザインは半導体ベンチャー企業で、僕が見ている印象は下記のようなもの。

・強みは高速インターフェース技術

映像系の規格VbyOneを発案。物理規格はPC内部のインターフェース代表格であるPCI Express とほとんど同じで、プロトコルを映像系に特化することでテレビメーカに売り込んだもの。VbyOneは機器内部の組み込み用途なので、HDMIやDisplay Portのようにユーザーが触れられるケーブルやコネクタではないので認知度はものすごく低い。

最近はテレビ自体の市況が良くないので、同じ技術を使った非映像系のUSB等の製品が多くなってきている。実製品よりも、半導体のIPとして売れば良いのになぁと思うのだが。

・キャッシュが潤沢

創業者の方針で、キャッシュが非常に潤沢。売り上げの10年分くらいの規模の現預金を持っている。この経営方針に僕は特に共感している。

半導体市場はシリコンサイクルによる好不況の波が大きいので、不況時には赤字決算は避けられない。赤字を避ける為に製品価格を上げたら、一気に市場の存在感が無くなるのだ。だから、数年の赤字でも倒産しない財務体質が必要だ。

また、技術の陳腐化が早い。テクノロジーノードが次に移った時に、それまでとは別の要素技術が必要になってくる。そこを逃すと、次の変化時にはまったく対応できない、ということが多々ある。だから、赤字でも技術に投資し続けなければならない。

金保有残高は常に高水準を保っておくことが、半導体経営では非常に重要なのだ。この点、例えば、東芝キャッシュフローの回りが悪いので、半導体企業として非常に心配なのだ。

・国内ベンチャーとのアライアンスが多い

ザインは聞いたことのないような国内ベンチャーとよくアライアンスを組んでいる。最近はケーブルメーカーとの協業が多い。信号が高速化して、半導体回路だけじゃなく、伝送ケーブルの技術も重要度が高まっているという認識がある為だろう。

同じエンジニアをやっているのでよくわかるが、他社と協業すると技術的に得られるものが非常に多い。お互いコアとなる技術は絶対見せないように上司から厳命されているのだけど、それでも成果物や仕事のやり方から類推できるものは非常に多い。

やっぱり自社だけだと文化の偏りもあって、突き詰められる領域って限られるのだ。例えば、前の職場の上司は「手を動かす作業ではなく、頭を使って仕事をしろ」と言っていた。今の会社は「手を動かすことでしか分からないことがある。まずは足を使って動け」って感じ。これらの文化の違いは成果物やプロセスに大きく影響する。

アライアンスで製品化など分かりやすい結果が出なくても、技術力を高めるという意味では非常に有効なのだ。 

・気になるのはビジネスモデルと後継者

これでもかというくらいピュアに高速インターフェース技術を磨いているザイン。技術自体はまだまだ上がある分野で付加価値の高い領域が残っているので、当面は大丈夫だと思っている。

ただ、ビジネスとしては、半導体製品よりもIP設計や受託開発に進んだ方が良いんじゃないかな~と思う。インターフェースチップよりも、CPUやペリフェラルチップに集積化してしまった方が、使うお客さんにとってはお得だし。

そして、もう一つは創業者の引退問題。優秀な創業者ほど、後継者選びには失敗してしまうもので、この点は非常に危惧している。個々の技術者やマネージャーのモチベーションを高めるのは、結局のところ経営者の作る環境なのだ。

ザインみたいな特殊な会社は、普通の人間ではやっていけないかなぁと感じている。

2018年投資振り返り⑥

阪急阪神HDの取引記録。

日付 買/売 株数 株価 金額
2月13日 株式現物買 50 3995 199750
5月16日 株式現物売 25 4400 110000
5月29日 株式現物売 25 4455 111375

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今年2月に急落した時に買い入れて、5月に全株売却。

リターンは+11%。年利で+46%。

2018年投資振り返り⑤

京セラの取引履歴。

日付 買/売 株数 株価 金額
4月16日 株式現物買 33 6060 199980
5月1日 株式現物売 15 6776 101640
5月14日 株式現物売 18 6753 121554

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京セラも下がったら買おうと虎視眈々と狙っている銘柄の一つ。何よりも社員が一生懸命働いているので、まず間違いないかと。

今回は買った二週間後に高騰。2018年度の業績予想が良かったことに加え、自社株買いが効いたもの。

投資成績は+12%。年利換算で+514%。過去最高の記録となった。

 

2018年投資振り返り④

JR東の売買記録。

日付 買/売 株数 株価 金額
2018/03/26 株式現物買 10 9525 95250
2018/05/02 株式現物売 10 10700 107000

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JR東は株価が下がったら、必ず買おうといつも狙っている銘柄。今回も9500円にタッチしたところで買い、その後急速に回復したところで売った。

保有期間はとても短く37日間。売買利益は12%. 年率換算で215%. 

2018年投資振り返り③

大正製薬ホールディングスの売買記録。

日付 買/売 株数 株価 金額
2017/01/23 株式現物買 10 9530 95300
2017/02/20 株式現物買 10 9250 92500
2017/03/06 株式現物買 11 9150 100650
2017/04/03 株式現物買 11 9050 99550
2017/05/31 株式現物買 11 8650 95150
2017/07/26 株式現物買 12 8330 99960
2018/01/09 株式現物売 12 9150 109800
2018/02/27 株式現物売 20 9820 196400
2018/03/13 株式現物売 10 9960 99600
2018/03/26 株式現物売 10 10200 102000
2018/04/09 株式現物売 13 10310 134030

 

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大正製薬は成長性は低いものの、安定した高い営業利益を上げており、財務基盤も盤石。株価が下がったら買おうと思っていたので、去年の1月からエントリー。

すぐに上がるだろうと思っていたが、なかなか上がらずその後も下降傾向が半年以上も続き、9月で漸く底入れ。日経株価は上昇基調にあったのに対し、大正製薬はディフェンシブ銘柄と見なされ、投資家の目に魅力に映らなかったのがその理由。

最終的な利益は10%。年利換算で11%。目標リターン10%には達したので良しとする。危険な銘柄では無いと確信していたので、含み損の期間もそう不安には感じなかった。

もっと早くに底入れするだろうと予測していたので、ナンピンの頻度がかなり高くなってしまったのが反省点。ナンピンの間隔は1ヶ月は空けるルールでやっていたが、それに加えて値下がり率という観点も取り入れた方がいいなとこの売買を通じて考えた。